人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ラップとドラム?


 先月に、知り合いの方からサポートの依頼を受けたところ、
その内容が、ラップとドラムのコラボレーションでした!?ってなんだ?

 要はドラムとラップの二人でセッションして欲しいとのこと。口で言うのは簡単ですが、今までラップとかと音を合わせたことなかったし、しかも二人でってどうすんのかなーっと思いつつリハをしたのですが。結局何となく形はできたものの、お互い明確なヴィジョンが見えないまま本番に突入することに・・・。かなり不安でした。

 ちなみにサポートすることになったラッパー、かなりの濃いキャラでして、最初会ったときに度肝を抜かれました。私と彼の接点が全く見当たらない・・・。全く似てない!!彼はかなりごついのに、とっても優しくて、シャイボーイなのでした!しかもマジメ!人は見かけによらずとはこのことですよ!

 で、あっという間の本番間近、楽屋で二人、

 「やばいっすねぇ、どうなるんすかねぇ・・・」

 「そうっすねぇ、どうなるんすかねぇ・・・」

 てな具合にお互い不安だらけ。何しろラップとドラムのセッションですから。メロディ楽器いないですから!!

 しかーし、本番になった瞬間、お互い何かのスイッチがONに!!
 何をどういうふうに叩いたか、あまり思い出せないくらいその空気に、その音楽に、そのセッションに没頭していまして。そう、それは彼も同じでした。その二人だけの空間の中で何人も立ち入ることの出来ない、二人だけの会話をしていました。バンドでもめったにないくらい自分が高揚していました。本番ではリハでは絶対出てこない、「何か」があります。それを見つけるか、見つけられないか。そこで、ライブの良し悪しが決まるといってもいいでしょう。私達は、その「何か」を同時に、そして同じ「何か」を見つけ、それを共有したのです。それは聴いている人にも伝わったようで、終わってからもいろいろな人から賛辞の言葉をいただきました。 

 今回ライブしたのは渋谷の「LUSH」というライブハウスで、私は始めてプレイしたんですが、
そこの店長さんは実はシナトラというバンド(私のバンドと仲のいいバンド)のドラマーと知り合いでした。シナトラのドラマーは私も知っていてとても話が弾み、しかも打ち上げの時に、ギミーシェルター(ローリングストーンズのオフィシャルグッズショップ)のKさんも来て、おおいに盛り上がりました。ちなみにこのKさん、バンドのアルバム発売の時に、コメントを書いていただいたり、ライブにも足を運んでいただいたりと、何かとお世話になっている人です。

 今回はなんともいろいろな出会い、驚き、発見があったライブでした。いやー、ホント当日のリハの時はどうなるかと、ひやひやしましたが・・・。結果オーライってことですな!!
 
これが私と、一緒にプレイしたラッパー、ねぎ君です!似ても似つかないでしょ!
                             ↓
ラップとドラム?_e0106779_131650.jpg

by tribalance_ds | 2007-10-31 01:36 | イベント  

<< ハマっています、ツボ!! クラシック >>