8月といえば
2009年 08月 10日
毎年毎年そうなんですが、8月になると戦争について考える。
太平洋戦争のこと。
日本人が絶対忘れちゃいけない戦争だろうと思う。
自分が考えるのは、戦争がどうのこうのじゃなくて、
戦争によって変えられた一人一人の人生について。
誰も家族と離れたくなかっただろうし、
誰も他国のジャングルで飢えや病気で死にたくなかっただろうし、
誰も生きて帰ってきてののしられたくなかっただろうし。
特攻に志願して「死なせてください!」なんて悲しすぎる。
でも、ふと思う。
今だからテレビで戦争番組をみたり、戦争映画をみたりして悲しくて涙を流せるけど、
当時だったら、自分は戦争についてどう感じ、どうしていたか考えると、分からなくなる。
両親に「行ってきます!お国のために頑張ります!」と言って、
本気で天皇陛下のために死にに行くつもりだったのだろうか。
それとも、心では「行きたくない行きたくない」とつぶやいているのだろうか。
もしくは、「俺は次男だし、死んでもしょうがねーか」って生きることに絶望しているのだろうか。
求められていたら、特攻や回天に志願していたのだろうか。
ジャングルの中で、飢えと病気に苦しみながら死にものぐるいで戦ったあげく、
一発の銃声で殺されてしまっていただろうか。
戦争について考えると、悲しくなる。とにかく悲しくなる。
おそらく自分達の祖父母が戦争の世代。
自分達の子供の世代は、段々と戦争の世代を知らなくなる。
だからこそ、自分たちがバトンを受け取らないと駄目だと思う。
自分ももっと「生きる」ことを頑張らないと。
by tribalance_ds | 2009-08-10 23:30